雑記『写畜の旦那』

写真・フィルム・カメラ・業界についての雑記が主。

【フィルム】フィルムってなんぞや?

スマホで誰でも簡単に撮れる時代ではありますが、敢えて言います。

「フィルムはいいぞ」

細かい事を除き、「フィルムって?」にお答えしていきます。

◼️フィルムの種類

大まかに3種類あります。

・1番ポピュラーな「ネガフィルム」

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茶色、恐らく見慣れたものだと思います。写ルンです等のレンズ付きフィルムを現像するとこうなります。

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[place]#江ノ島
[film]#kolor
[camera]#lcwide

上記のネガフィルムで撮った写真です。

柔らかい表現、スナップ、結構なんでも向いてます。



・綺麗、高精細な「ポジフィルム」

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現像後のフィルムに「色が載っている」のが特徴。リバーサルフィルムとも言います。ネガに比べて綺麗な仕上がりが期待出来ますが、その分難しいです。

イメージ的には良くも悪くも当たり外れが大きく、当たった時の綺麗さはデジタルを凌駕します。

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[place]#横浜イングリッシュガーデン
[film]#E100
[camera]#M1

色がしっかりと出るので、風景や華やかな被写体に向いてます。日中のいい天気の時なんか最高ですね。


・写真の原点「モノクロフィルム」

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もはや説明不要、光だけで表現する。実はカラーより難しいか?でも楽しい!

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[place]#東京成徳大学
[film]#TMAX400
[camera]#EOS7

荒さを楽しんだり、古きを知る感じで撮れます。ちなみにこれは筆者の約15年前に撮った写真です。まだまだ全然紙に起こせます。


◼️フィルム大きさ

様々なサイズが実はあります。

・135(35mmとか言われます)
定番の物。先に挙げたフィルムはすべて35mmフィルムです。

・120(ブローニーとも言います、中判カメラで撮ります)

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※4列目が120です。並べて見るとデカいですね。なお1〜3列は上記の135です。

120フィルムでもカメラ種によって、

645(ロクヨンゴ)
66(ロクロク)
67(ロクナナ)
69(ロクキュー)と細分化されます。

上記見本は67です。フィルム幅が6センチで後は長さがカメラによって4.5センチ、6センチ、7センチと言う感じになっているからです。(実寸は66で56x56mmと若干違いますが概念としておおよそそれぐらいとしておきます)

ちなみに1本で撮れる枚数も、変わってきます。

一般的に、
645→16枚
66→12枚
67→10枚
となっています。

参考として、カメラも大きいです。

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※左・ミラーレス一眼(FUJIFILM X-E3)、右・PENTAX67(中判)

・大判(4inch x 5inch、8inch x 10inchなど)

APS(Advance Photo Systemの略)
今となれば絶滅してしまいましたが、大きさはデジタル一眼レフやミラーレス一眼に継承されてます。



いかがでしたでしょうか?また雑記します。